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冬虫夏草は希少性から、古来より珍重されてきました。
しかし、現在市場に流通している冬虫夏草サプリは価格も品質も様々。正体不明の虫草菌が冬虫夏草として販売されたり、なかには、小麦粉などを混ぜた偽物や粗悪なものが存在しています。
安心なはずの国内産の冬虫夏草サプリであっても、その製造方法によって成分や品質に差があります。ましてや、医薬品と違って、サプリには安全基準がありません。冬虫夏草の恩恵を安心して受けるためにも、品質と安全性は外してはならない大切な条件なのです。
ここでは、品質と安全性への取り組みに優れた、国産冬虫夏草サプリ3選をご紹介します。
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培養・製造の素材として「国産の冬虫夏草」を使い「冬虫夏草をまるごと使用」している高品質なサプリメント3製品を選出。安全性への取組みなどで比較してみました。
サプリ名 | 通常価格(容量) | 安全性への取り組み | 医療機関での取り扱い |
---|---|---|---|
モノリス虫草 | 15,400円 (120カプセル) |
GMP認定自社工場で培養・原料製造(※1) 安全性試験を実施(※2) ・急性毒性試験 ・亜急性毒性試験 ・遺伝毒性試験 ・エームス試験など 定期的に放射能検査や DNA同定検査を実施(※3) |
あり ・河辺駅前クリニック (東京都青梅市) ・藤沼医院 (栃木県河内郡上三川町) |
冬虫夏草 百楽草 |
19,440円 (100カプセル) |
薬品・抗生物質不使用 無菌養蚕システムで培養 蒸煮滅菌などの安全対策を実施 |
不明 (公式サイトに記載なし) |
松原 冬虫夏草 |
17,500円 (90カプセル) |
薬品・抗生物質不使用 無菌養蚕システムで培養 |
あり 取り扱いの40%が病院関係 (2021年2月現在 公式サイト情報) |
※1 「GMP認定」…日本健康食品規格協会(JIHFS)による適正な製造管理と品質管理されているかの評価
※2 「急性毒性試験」…使用したことで、臓器などに影響がないかを確認
「亜急性毒性試験」…長期間にわたって連続で使用した場合の毒性の有無を確認
「遺伝毒性試験」…使用したことによる発がん性や遺伝的障害を短期間で予測
「エームス試験」…DNAに対する直接的な影響がないかを評価
※3 「DNA同定検査」…元の(冬虫夏草の)菌と同一かどうかを確認
【3選の選定基準について】
2020年12月1日時点のGoogle検索において「冬虫夏草 サプリ」で公式サイトが上位に表示されている15商品から、十分な効果を得るための成分品質の面で重要な「培養物のすべて=冬虫夏草をまるごと(菌糸体+子実体)使っている」こと、「培養の原料となる冬虫夏草が国内産のものである」ことを公式サイトで公表している3製品を絞り込み、安全性への取組みや医療機関での取り扱い(信頼性)で比較しました。
Point
原料は「子実体+菌糸体
=冬虫夏草」
まるごと使用しているか
冬虫夏草はキノコと同じ菌類に属し、菌糸体と子実体から構成されています。菌類は菌糸が成長して子実体を形成していきますが、私たちが食べているキノコは、子実体に当たる部分です。
菌糸体と子実体は、それぞれ異なる成分を持っています。
冬虫夏草特有の成分を余すことなく享受するためには、子実体のみを製品化したものではなく、菌糸体も含めてまるごと原料にした製品かどうかが重要なポイントになります。
混合物が不明な輸入品にご注意!
海外から輸入される冬虫夏草は、原料・品質とも不明なものが多いのが実情です。 冬虫夏草は希少性から高額で取引されるため、なかには、小麦粉やでんぷんでつくられたニセモノや、質量を増やすために水や比重が高い重金属の粉末が混ぜられたものなど、健康自体にかかわる粗悪品も出回っていて、品質以前の問題になっています。 冬虫夏草サプリは、原料となる冬虫夏草、または昆虫が、素性の明確な国内産の製品を求めるのがよいでしょう。
製品化の過程で、どれだけ安全に配慮しているか
「菌」というデリケートな原料を扱うだけに、培養やサプリの製造過程についても安全性を確認することが重要です。冬虫夏草サプリを選ぶ際は、次のポイントをチェックしてみましょう。
信頼できる情報をもっているか
冬虫夏草は、漢方薬のひとつとして、医療機関でも扱われています。 信頼性をはかる目安として、医療機関で取り扱われていたり、実際に患者さんに使われている製品かどうかもポイントになります。 医療機関や大学との共同研究、エビデンスの公開の有無なども、サプリ選びのプラス要素になるでしょう。
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鮮度にこだわった冬虫夏草を
まるごと!安全管理もとことん
◆ 新鮮な天然の冬虫夏草から選りすぐられた強い菌
菌の力は培養を繰り返すと徐々に衰えていくため鮮度にこだわり、毎年、質の良い冬虫夏草を採取しています。さらに、菌同士を競わせて強い菌のみを選別。「冬虫夏草が持つ力」をより引き出せるように温度・湿度・光量を厳密に管理したクリーンルームで培養しています。
◆ 医薬品製造にも適した「GMP認定」工場で製品化
サプリメントでは義務付けされていない日本健康食品規格協会(JIHFS)による「GMP認定」の国内自社工場のクリーンルームで培養、原料から製品化までを実施。適正な製造管理と品質管理が第三者によって認められています。モノリスは、原材料GMP認定を受けている数少ないメーカーの一つです。
◆ 多くの安全性試験・検査をクリア
急性毒性試験、亜急性毒性試験、遺伝毒性試験、エームス試験(遺伝子に異常をきたさないか)をはじめとする安全性試験のほか、定期的な放射能検査(※2)を第三者機関(※3)によって実施。また、純粋な冬虫夏草の菌だけを培養するため、培養した冬虫夏草が元の菌と同一かを確認するDNA検査を定期的に行っています。
最近遠出をしたりと、
積極性が出てきました
モノリス虫草を飲む前は、家の中にこもりがちで友達と外に遊びに行く機会もめっきり減っていました。そんな時、健康維持の為に知り合いからモノリス虫草を勧められ飲み始めてから食事も美味しく楽しく過ごせるようになりました。最近では電車で遠出をしたり、スポーツジムに通うくらい積極性が出てきました。ありがとうございました。(70代女性)
気持ちが前向きに
気持ちが落ち込み食欲がでない日が続いていました。そんな時に知り合いの大学教授の薦めでモノリスさんをご紹介いただき相談させて頂きました。そして身体をあたためたり食事内容を見直すなどアドバイスを受け気持ちも前向きになりました。お話を聞いていただき、またいろいろなアドバイスをしていただいたことで気持ちが前向きになり、徐々に食事が食べられるようになり、生きる希望が持てるようになりました。ありがとうございました。(60代男性)
食事が美味しく食べられるようになりました
冬虫夏草の名前は、昔、中華料理店で「健康にきわめて良い」と聞かされて知っていましたので、飲んだ後、友人Aさん(70歳、男性)に勧めました。冬虫夏草の名前は初耳とのことでしたが、かかりつけの慶応大学病院の担当医に「冬虫夏草を飲んでいるが害はないか?」と聞いたところ、その医師が学生の頃、冬虫夏草を学び、知っていたため、冬虫夏草の事について説明してくれたそうです。それなら大丈夫とAさんは納得して飲み続けています。私もAさんも以前よりやる気がでてきましたし、食事が美味しく食べられるようになりました。いくら寿命が延びたといっても、健康でなければ意味がありません。これからもモノリス虫草を飲み続け、いきいきと元気な毎日を送りたいと思っています。(60代男性)
高校生くらいの感覚に
商品は翌日の日曜日に到着。すぐに飲み始めました。高校生くらいの時のような感覚が戻り、始めたばかりですが、この先が楽しみです。(50代男性)
サプリメント名 | モノリス虫草 カプセル(120カプセル) |
---|---|
原材料 | 冬虫夏草菌糸体粉末/HPMC(カプセル) |
内容量 | 37.8g[315mg(内容量250mg)×120カプセル]/冬虫夏草培養物30g |
価格 | 15,400円(税込) |
1日あたりの目安 | 4~8カプセル |
販売会社名 | 株式会社モノリス |
所在地 | 埼玉県新座市東北1-3-5 KMビル3階 |
実績(創業年)等 | 1984年1月~ |
無菌のえさで飼育した
生きたサナギから培養
◆ 天然のサナギタケから採取した菌から
無菌培養
国立京都工芸繊維大学名誉教授の松原博士と中国の陳瑞英博士のチームが30年の歳月をかけて開発した無菌養蚕システムの応用により安定的に生産されたサナギタケ冬虫夏草を使用。サナギタケ菌は天然のサナギタケから採取し厳選したものを使用しています。 (※製造元は「松原無菌養蚕冬虫夏草」と同じ日本シルクバイオ研究所です)
◆ 薬品を使わず無菌のえさで飼育した
生きたサナギを使用
薬品・抗生物質等を一切使用せず、桑の葉を原料とした無菌のえさを使ってカイコを飼育。天然のサナギタケが発生するしくみと同じく、生きたサナギに菌を感染させ、そのサナギを培地としてサナギタケを成長させているため、重金属等が虫の体に残留する心配がありません。
◆ ドリンクタイプの生エキスもあり
完熟のサナギタケを新鮮な状態で液流微粉砕し、ボトリングして蒸煮滅菌したドリンクタイプも販売しています。早めの効果を期待する方にカプセルとの併用をおすすめ。
夫も喜んでいます
知人に相談したところ強く勧められ買ったのがこの商品です。 大学教授が開発している商品とのことで試しに買い、夫に飲んでもらっています。 実際に効くのかどうなのかは、正直これからですが、本人は喜んでいるので、続けてもらおうかなと思っています。 (女性)
値段に見合う価値あり
大病を患って自宅療養中の母のために購入。高い買い物でしたが、それに見合う価値はあったと思います。
妻のために購入
悪性疾患で体調不良の妻に使っています。本人も気に入っているようです。 (男性)
サプリメント名 | 冬虫夏草 百楽草 |
---|---|
原材料 | 冬虫夏草サナギタケ100% HPMC カラメル色素 |
内容量 | 27g×100カプセル |
価格 | 19,440円(税込) |
1日あたりの目安 | 2~5粒を目安 |
販売会社名 | 株式会社アスペクツオブライフ |
所在地 | 東京都文京区千駄木2丁目32番4号 |
実績(創業年)等 | 2018年 |
製造元 | 株式会社日本シルクバイオ研究所 |
生きたサナギを培地として
つくられた冬虫夏草
◆ 本場中国と同じ菌種を持つ冬虫夏草を
無菌で培養
中国が「冬虫夏草」として定義しているコウモリガ冬虫夏草と同族の菌種(コルジセプス・ミリタリス)を持つサナギダケ冬虫夏草を原材料として使用。これは、国立京都工芸繊維大学名誉教授の松原博士が30年の歳月をかけて開発した無菌養蚕システムの応用により安定的に生産されており、中国からも注目されています。
◆ 冬虫夏草特有の成分コルジセピンを
たっぷり配合
サプリに多いタンク培養や穀物培養とは異なり、生きたサナギを培地(菌を成長させるための栄養環境)としています。サナギ(昆虫)が持っている防御機能を打ち破って(冬虫夏草のモトになる)菌が入り熾烈な戦いをします。戦いに勝った菌によって天然同様に形成された冬虫夏草には、戦うことで産出する特有の成分のコルジセピンを100グラムあたり4.95グラム配合しています。
◆ 大学との共同研究成果を医療関係者に公開
自社の持つサナギダケ冬虫夏草を岡山大学大学院と共同研究を実施。その研究成果は国際学術誌などに論文掲載されており、医療関係者に情報を公開。病院関係への販売が全販売ルートの6割を占めています。(2021年2月現在のカイタックトレーディング公式情報による http://www.caitac.co.jp/matsubaratouchukasou/syouhin.html)
周りの方から驚かれています
普段は1日2~3粒就寝前に飲んでいますが、疲れたときには、1回6粒飲むようにしています。おかげで周りの方からは「とても元気ですね」と驚かれています。(70代男性)
朝起きたときに違いが
飲み始めて2~3週間すると、今までと朝起きたときの違いが一番わかりました。 (60代男性)
順調です
体調が悪くなりそうなときは、いつもより3粒多く飲んでいます。 おかげさまで順調です。(30代女性)
サプリメント名 | 松原冬虫夏草 |
---|---|
原材料 | 冬虫夏草100% |
内容量 | 270mg×90粒 |
価格 | 17,500円(税込) |
1日あたりの目安 | 3~6カプセル |
販売会社名 | 株式会社カイタックトレーディング |
所在地 | 岡山県岡山市北区昭和町3-12 |
実績(創業年)等 | 1948年10月 |
冬虫夏草は、昆虫などに寄生する菌類(キノコ)の一種です。そのルーツは中国。
中国においては、冬虫夏草菌(コルジセプス・シネンシス)に感染したコウモリガ科の幼虫と、その幼虫から成長した子実体の複合体1種類のみを「冬虫夏草」と定義づけしています。しかも、チベット、青海省、雲南省、四川省、甘粛省などの海抜4000メートル以上の高山に生息したもののみに限定されています。
中国で漢方薬として認められている虫草は、冬虫夏草のほかにサナギタケ(コルジセプス・ミリタリス)など数種類のみです。
日本においては、冬の間、昆虫に寄生した菌類(虫草菌)が、虫を栄養素として虫の体内で菌糸をどんどん増やし、夏になると虫の殻を破って生えてくるキノコを総称して冬虫夏草と呼んでいます。寄生する昆虫によって種類が異なり、日本では300~400種類発見されています。
冬虫夏草は現在、日本の医療現場においても、健康維持の目的で広く活用されています。
中国では冬虫夏草は司馬遷の『史記』にも記されているほど、古くから用いられてきました。医食同源の思想から、現在でも薬膳料理などで重宝されています。
冬虫夏草が世界に名を広めるきっかけとなったのが、中国の女子陸上チーム「馬軍団」の活躍でした。馬軍団は1993年の世界陸上競技大会で上位を総ナメ。その後も世界記録を次々に更新していきました。馬軍団の強さの秘密のひとつとして、冬虫夏草を取り入れた食事が報じられたのを機に世界的に注目されるようになったのです。
2003年、SARS騒動の際に注目を高めて価格が高騰、その後も年々上昇してきました。
2006年には、1グラムあたり5000ドルにもなっており、別名『軟黄金』とも呼ばれたそうです。
その後、中国の経済成長の中で人々の健康意識が高まり、さらに冬虫夏草の価格上昇を招きました。
2007年には、四川省において冬虫夏草の採集をめぐってチベット族同士の大規模な衝突が起き、死傷者まで出てしまうほど。そんな中で一部の採集業者は、腐った虫であろうが、子実体が折れていようが収集していったのです。
乱獲は、資源としての冬虫夏草を激減させるだけでなく、環境をも破壊していきました。
また、中国本土での冬虫夏草収穫量の激減により、2007年以降中国から日本への輸出はストップ、天然冬虫夏草は日本国内の店頭から姿を消しました。
高額になるのと比例して中国ではニセモノや粗悪品が出回るようになりました。
例えば、小麦粉やでんぷんで作られた、信じられないような冬虫夏草も確認されています。
また、冬虫夏草の定義が曖昧であることを逆手に取ったような商品も出回っているのが現状です。
だからこそ、冬虫夏草サプリ選びには、品質と安全性を考慮することが大切なのです。
<本サイトの参照元文献・サイト>
『冬虫夏草とサナギダケの生態・培養・応用』(陳 瑞英著 発行元:株式会社かんぽうサービス)
モノリスLIFE.WEB(https://monolith-japan.com/ )
カイタックグループ 公式サイト「冬虫夏草の定義」(https://matsubaratouchukasou.com/tips/ )
【PDF】株式会社SAKATA 冬虫夏草に関する参考資料(http://www.infinity-cosme.co/_src/2932593/937e928e89c491908e9197bf.pdf )
台湾「三立新聞網」による粗悪な冬虫夏草による鉛中毒の記事(2020年8月)(https://tw.news.yahoo.com/台中議員全家鉛中毒-禍首恐是這兩味-030036571.html)
台湾 緑十字健康網の記事(https://www.greencross.org.tw/enviroment/lead-exposure-and-health.htm)